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ピアノの弾き方 その2 レガートで弾いてみよう

  • 執筆者の写真: Musashi Ishikawa
    Musashi Ishikawa
  • 2025年4月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年5月3日




はじめに


みなさま、こんにちは。ピアニストの石川武蔵です。シリーズ第1回では「鍵盤は押すのではなくつかむ」という基本姿勢をお話ししました。今回の「その2」では、


  1. なぜつかむのか(復習)

  2. つかんだ直後に何をするのか

  3. レガートという発想をどう身につけるか

――この3点を掘り下げます。


1. 鍵盤を“つかむ”理由をもう一度


  • 打鍵速度=音色の鍵

    美しい音には“速い打鍵”が欠かせません。人間の手が自然に最速を出せる動きが「つかむ(握る)」動作だからです。


  • とはいえ鍵盤は平ら

    実際につかめるわけではありません。大切なのは「指先で鍵盤を包み込むイメージ」をもつこと。そうするだけで不要な肩や肘の力みが抜け、腕と手の連動がスムーズになります。


2. ピアノでレガートを“演出”する


レガートとは

異なる音高を滑らかに切れ目なくつなぐ奏法。ただしピアノは打弦楽器のため、弦楽器や声楽ほど音を持続できません。私たちが目指すのは完璧な持続音ではなく、“減衰していく音同士”を錯覚的に滑らかに聞かせるテクニックです。


ポイントは3つ

  1. 指・手首・肘の解放

    どこか一ヶ所でも固まると音が途切れて聞こえます。

  2. 腕の重心移動

    鍵盤から鍵盤へ、腕ごと重心を滑らせるイメージ。

  3. フォロースルー

    テニスでいう“打った後に振り切る動き”。

    打鍵直後から脱力して次の鍵盤へバトンパスします。

ストライプミュージックスクールのレッスン室

3. 「レガートの素」を探そう


レッスンでよく使う比喩がレガートの素です。

  1. 鍵盤の底よりさらに奥に“素”が眠っていると想像する

  2. 指先でそこにそっと触れるように打鍵する

  3. 触れた瞬間、鍵盤の跳ね上がる反発力を感じる

  4. その跳ね上げを次の音へつなげ、連続させる


こうすると、打鍵→脱力→次の打鍵のサイクルが自然に回り、理想的なレガートが“演出”できます。


4. まとめ──「つかんだら放す」

  • 指先で鍵盤をつかむ

  • 音が鳴った瞬間、力を放す

  • 翌打鍵へのフォロースルーで滑らかにつなぐ


このサイクルが身につけば、レガートだけでなく ゆっくりしたフレーズも自在にコントロール できます。ぜひ「つかんだら放す」を意識し、ご自身のピアノで試してみてください。

次回は 「タッチと体重移動の関係」 を取り上げる予定です。お楽しみに!


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